こんなに簡単!豆の水煮の作り方
- Group 3 Yuko
- 2016年3月11日
- 読了時間: 6分
こんにちは。Group3のYukoです。
乾燥している豆を戻して料理するのって面倒。そう思って市販の水煮豆を使う方も多いのでは?
でも実は、ちょっとしたコツを覚えれば、意外と簡単にできちゃうんです。
常備できる豆を、どんどん食卓に取り入れてみませんか?

豆の水煮の作り方
①豆の種類 ②料理の種類 ③水煮にする方法 によって作り方を選んでください
①豆の種類
豆には浸してから煮る豆と、すぐ煮てよい豆があります
Aグループの豆 (水に浸してから煮る豆)
大豆・黒豆・えんどう豆・白大福豆・白花豆・紫花豆・レッドキドニー・ひよこ豆
Bグループの豆 (そのまま煮る豆)
小豆・ささげ・大正金時豆・うずら豆・虎豆・打ち豆・レンズ豆
②料理の種類
料理により、水煮仕上りの固さを変えましょう
・ シチューなど煮込み料理は固めの仕上りにする。
・ 甘煮・あんこ等は豆がしまる為、やわらかい仕上りにする。
③豆を水煮にする方法
1. スープジャー・水筒を使う
2. 炊飯器を使う
3. 圧力鍋を使う
4. 鍋で煮る

1. スープジャー・水筒を使う 豆の水煮の作り方
スープジャーに豆と熱湯を入れるだけの水煮方法の場合、豆の仕上りがかなり固い仕上りになるため、今回はスープジャーから出してすぐに食べられる豆の水煮方法を紹介します。
<ポイント>
★スープジャーよりも水筒、魔法瓶など熱湯容量が多く入り、保温効果の高い容器の方が、同じ方法でも柔らかく仕上ります。
★豆の量はスープジャー・水筒の1/3まで。乾燥豆は水煮になると2.3倍になります)
★豆をたくさん入れすぎると煮え方にムラが出来やすくなるので、仕上りの量に合わせたジャー・水筒を選びましょう。
★高さのある水筒の場合は横に置いて使用すると煮え方のムラを防げます。
A グループの豆
レッドキドニー・ひよこ豆等
(分量)
豆50g
(作り方)
1. 豆50gの場合、豆を水洗いして 200ccの水に一晩(8時間以上)浸します。
*大豆の場合は、スープジャー・水筒に熱湯を入れ、内部を温めてから、洗った50gの大豆と熱湯250ccをジャーに入れて蓋をして一晩置きます。
2. 一晩浸した豆と 水300ccを鍋に入れ、水から煮て沸騰したら中火で10分煮ます。その間にスープジャー・水筒に熱湯を入れ、必ず内部を温めてください。(保温力高めるため)
10分煮たら、豆を煮汁ごとスープジャー・水筒に入れ蓋をして2時間置き完成です。
(保存)
煮汁ごと容器に移し、冷蔵庫へ入れて夏場は2~3日、冬場は4~5日保存可能です。
冷凍する場合は汁気を切り、保存ビニール等に入れ1か月まで保存可能です。
B グループの豆
大正金時豆・虎豆等
作り方
1.豆50gの場合、豆を水洗いして 500ccの水と鍋に入れ水から煮ます。沸騰したら中火で10分煮ます。その間にジャー・水筒に熱湯を入れ、必ず内部を温めてください。(保温力高めるため)10分煮たら豆を煮汁ごとジャー・水筒に入れ蓋をして2時間置きます。
2.2時間後、豆の水煮の完成です。冷蔵、冷凍保存はAグループと同様です。
2. 炊飯器を使う 豆の水煮の作り方
炊飯器の場合、Aグループ Bグループ にかかわらず、豆を水洗いした後そのまま炊飯器で炊き上げる便利な方法です。思い立ったらすぐに調理できる豆の水煮方法です。
注意 圧力炊飯器は豆煮には使用できません。通常の炊飯器を利用した豆水煮の紹介です。
炊飯器のコースを確認しましょう!(下記は一般的な炊飯コースです)
*白米普通コース(40~60分・量に応じて自動に時間調整)
少し固めの仕上りになります。煮込み料理用の豆の水煮に向いた炊き上がりです。
*やわらかコース(50~70分)
*玄米コース(70~80分)
やわらかく仕上り、豆の種類によっては少し煮崩れする仕上りになります。
甘煮にする豆の水煮や、サラダやマリネに使用する場合に向いた炊き上がりです。
大豆、ひよこ豆、レッドキドニーは煮崩れなく、やわらかな仕上りになります。
(分量)
大豆・ひよこ豆・レッドキドニー・金時豆など 1カップ
水 4カップ
作り方
豆を水洗いし、分量の豆と水を入れ、炊飯器でコースを選びすぐにスタートする。
炊飯器50~60分で炊き上がり後は、すぐに取り出し調理または保存してください。
(保存方法はスープジャー・水筒のページへ)
3. 圧力鍋を使う 豆の水煮の作り方
・浸さず圧力鍋で水煮
・思い立ったらすぐ調理できる圧力鍋での豆の水煮方法です。
注意!圧力鍋により豆煮が出来る最大量が違うので、確認し最大量を超えない分量でおこないます。
A グループ
(分量)
大豆 300g
水 8カップ
(作り方)
1. 大豆を水洗いし、圧力鍋に4カップの湯を沸かします。
2. 圧力鍋の湯が沸騰したら火を止め、大豆を入れ、圧力鍋の蓋をして、そのまま1時間置きます。
(この作業をする事で、一晩水に浸す手間が省けます)
2の大豆をザルにあげ、再度水4カップと大豆を入れ、圧力鍋に豆煮用の内蓋がある場合には
必ず内蓋をし、また圧力鍋の豆最大の目盛を超えないよう確認し蓋をしめ、強火にかけます。
圧力鍋のバルブがあがったら、火力を弱火にして5分加圧します。
火を止め、自然冷却し、圧力表示が下がってから蓋をあけ、汁ごと容器に移し、調理または保存します。
(保存方法はスープジャー・水筒のページへ)
B グループ
小豆 200g
水 800cc
灰汁抜き用の水 600cc
作り方
小豆は水洗いし、灰汁抜き用の水600ccと一緒に鍋に入れ加熱します。(蓋はせず圧力にしません)
沸騰したら煮立ちが静まるように1回に50ccほどの差し水をします。沸騰したら差し水を2~3回繰り返します。(びっくり水)
2をザルにあげ、ゆで汁を捨て、小豆と水800ccを入れ、圧力鍋の蓋をセットします。豆煮用内蓋がある場合は忘れずにセットしてください。
強火にかけ、圧力バルブが上がったら、火力を弱火にして15分加圧します。
5. 火を止め、自然冷却し、圧力表示が下がってから蓋をあけ、汁ごと容器に移し、調理します。
*おしるこの場合は、このまま砂糖と塩で仕上げします。
*つぶしあんを作る場合は汁がなくなるまで煮詰めてから、砂糖と塩で味を調えマッシャー等でつぶします。
4. 鍋で煮る 豆の水煮の作り方
Aグループ
(作り方)
1. 豆を水洗いし、煮る豆の分量の6倍の水に一晩(8時間以上)浸します。
2. 翌日そのまま火にかけて、煮立ったら3分ほど煮て、灰汁が出てきたら汁は捨て豆をザルにあげます。
3. 鍋に新しい水と豆を入れて火にかけ、煮立ったら弱火にして鍋の蓋をし、ふきこぼれないよう煮ます。
*水に浸す時間が長いと、煮込み時間が短くなります。浸す時間で変化は出ますが50分から80分で水煮ができます。
4. このまま 調理または保存してください。
(保存方法はスープジャー・水筒のページへ)
Bグループ
(作り方)
豆を水洗いし、煮る豆の分量の4倍の水と豆を鍋に入れ水から煮ます。
煮立ったらすぐに一度煮汁を捨て豆をザルにあげ、豆と4倍の新しい水を鍋に入れ火にかけます。
3. 煮立ったら、煮立ちが静まるように50ccほどの差し水をします。沸騰したら差し水を2~3回繰り返します。(びっくり水)
*浸さない豆を均等にふっくら炊き上げるために、びっくり水をします。
4. 煮立ったら弱火にし蓋をして、ふきこぼれないよう煮ます。
*50~70分で水煮ができます。甘煮にする場合は豆がしまる為、少しくずれるくらいやわらかく水煮すると良いでしょう。
このまま調理または保存してください。
(保存方法はスープジャー・水筒のページへ)
レンズ豆・打ち豆等
作り方
*浸さず、さらに短時間で煮える豆です。
1. 水洗いし、鍋に豆と4倍の水を入れ、水から煮ます。
2. 煮立ったら弱火にし10分煮ます。
*青臭みを感じる場合は、煮立ったら一度茹でこぼし、新しい水で10分煮ると豆の香りが引き立ちます。
3. 豆の水煮のできあがりです。短時間で仕上がるため保存せず、そのまま調理をおすすめします。
תגובות